// 8. 花を摘みながら | ニジノ絵本屋

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8. 花を摘みながら

今週は花を
3.11の日に思い出す
ひとや場所に思いを馳せ
祈りながら摘んでいました。

写真展「PPLANET」の発信も
色々とはありはしたけれどそれより
静かに祈りたかったので
黙々と仕事をこなし過ごす中で
ふと、思い出したことがありました。

それは2011年の3.11の大震災があり
わたしはあの時に大切な仲間が貸してくれた畑で
野菜を育てることを始めたということ。
当時、貸りれた畑は300坪もあり
週2日の休日は畑で過ごしていました。
できた作物はぜんぶ仲間で分かちあって。

「食べ物はいのち」持ち合わせていれば
「困った時に周りのみんなと分かちあえる」と
強く意識したあの時のことが
今のレインボーガーデンにもつながっています。

そんなことを考えながら
目の前の花たちを摘んで祈っては
「ありがとう」と心でつぶやく度、
「今」在ることに対しての感謝も
大きくなっていっていくのでした。
胸がいっぱいなほど。

花はそんなわたしのこともそっと
抱きしめてくれてたように感じました。
花にはいつも優しさを感じます。


テライシマナ
東京生まれ。南米アマゾンのジャングルでの自給自足暮らしを経て、現在は東京でエディブルガーデン「レインボーガーデン」を作り、花を育てながら暮らしている。「OHISAMA BOOK」著者、ブックレーベル「NONKI BOOKS」代表。 Instagram @manateraishi / @nonkibooks

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